○外装義眼(エピテーゼ) | |
外装義眼(エピテーゼ)は、外傷や腫瘍などで、眼瞼などの一部や周辺部などが欠損している症例に対して使用されます。“レディメイド”はなく、残存部を参考に精密な彫塑を行い、それを原形としてシリコンラバーエラストマーを用い、成形します。必要に応じて睫毛の植毛も可能です。 維持固定は主に医療用粘着剤を用いますが、症例に応じ、他の方法と併用する場合もあります。 また、季節により変化する皮膚色への対応、エピテーゼと皮膚との境目の処理などについては、化粧品によるメイクアップを用いる場合もあります。 エピテーゼについては、その特殊性から、義眼と異なる配慮も必要です。最終的には美容上の改善を目的としたものですが、その受容にあたっては、事前の十分な説明と、患者さんの同意が必要と考えています。 |
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![]() 装用前 |
![]() 装用後 |
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